ラグランジュの未定乗数法の説明 Python機械学習プログラミング第4章
ラグランジュの未定乗数法は、簡単にいっってしまえばある関数のある制限の上での解を求める方法である。証明までは、難しいので、2次元の場合で考えて、感覚的に理解できるように説明した。
ラグランジュの未定乗数法
使い方
ある関数のある束縛条件最大値もしくは、最小値となる求めたいときに、ラグランジュ関数
を作ると、
の時が解になる。
これは、なかなか便利だ!
二変数関数での感覚的な説明
ある2変数関数のある制限最大値もしくは、最小値となる候補つまり停留点(微分したら0の点)を求める。ラグランジュ関数を作る。
となればよい。まず、については、上の制限と同じなので意味を持たない。
次に、
これより、
最後の式の意味を考えてみると
関数とが並行であるということを示しているに他ならない。
grad,勾配の意味とは
まず、の意味を考えてみると、これは、ある関数の法線ベクトルということができる。の関数を考える
内積の形を用いて
は、関数が変化する方向である。内積0よりそれと直交するは法線ベクトルとなる。
停留点での法線ベクトル同士の平行?
元の話に戻り、
の意味について考えると、あるx,yでの法線ベクトルが平行であるということである。そしてこの時が停留点となる。
関数は、領域を二つに分ける。例えば、平面での二次関数なら、上と下に、円なら内と外にである。に分ける。
つまり、接する時のが解となる。
対偶(が最大をとる⇒ 接するの対偶)を考えると、接しない時を考えると、つまり交差する点を考える。
もし、についてを見ると、そのはの点となる。つまり、上にとなる点が存在する。つまり、停留点とはならないことがわかる。
証明ではないが、感覚的にはつかめたと思う。
参考にしたページ
この順で読むといい!
一個目はラグランジュの未定乗数法がどういった形の式なのかと使い方。二個目は、少し深入りして、ラグランジュの未定乗数法の意味を考える。
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