標準化したZが E[ z ]= 0, E[ z^2 ]= 1となることの証明 中心極限定理の準備
こんにちは、
統計学はたくさんの数学の知識が必要で大変。
それゆえに脱線出来て楽しくて進まない割に楽しんでます。
今回は、統計学の中でも有名な定理のひとつ中心極限定理に関連するお話。
中心極限定理を証明する時に、変数変換を初めにする。
良く使う変換であり、正規分布に関する証明を簡潔にするイメージであった。しかし、中心極限定理は一般的な確率分布について述べているので、した二つの式、平均と分散について一般的に正しいか書かれていなかった。感覚的には、当たり前な気がするが証明してみた。
目次
証明の方針
確率分布の証明系はなんとなく、特性関数とか積率母関数を使うイメージだったので、今回は積率母関数で証明。 結構計算するだけ。
証明
1. 平均
f(x) は確率密度関数なので、
2. 分散
第一項に関してには、元の積率母関数と等しいため微分して、tを代入すると0になる。なので、第2項のみを考える。g(x)を第二項とすると、
この第二項に関して、
より、